ソラマメブログ
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 23人
プロフィール
Onon Jewell
Onon Jewell
カクテルはフリーで提供させていただいています。 お店で使いたい方は、おわけしますので、ご遠慮なくどうぞ。
再販はしないでくださいね。
また趣味で作っているものなので、カクテルのオーダーは受けておりません。ご了承くださいませ。

追記
RL多忙のためINできる時間が短くなっております。
ご用の方はノートカードをいただけると助かります。
オーナーへメッセージ

  

Posted by at

2008年06月26日

キール・ロワイヤル Kir Royal



陽気な Cafe & Wine Bar Battivo のオーナーからのリクエストで
キール・ロワイヤル をお作りしました。
リキュールとワインの割合、混ぜ加減、そして冷やし加減によって、
夏はさわやかに、冬は甘美に仕上げることができる、
シンプルなだけに奥の深いカクテルです。

「シャンパンの泡にこだわってほしい!」というオーナーの
こだわりをできるだけ表現したつもりですが、うまくいったかな?

キール・ロワイヤルの美しい色に合わせて、バラの花を飾ってみました。
優雅なひとときをお楽しみください^^w

レシピをどうぞ^^
******************************************
ルジェ クレーム ド カシス1/5
シャンパン 4/5

作り方
冷やした材料をフルート型シャンパン・グラスに注ぎ、軽くステアする。
******************************************
キール・ロワイヤル(Kir Royal) は世界的に有名なカクテル「キール」の白ワインを、シャンパン(またはスパークリングワイン)にかえたものです。
キールと同様に、アペリティフとして幅広く愛されており、グラスの中ではじける泡が、キールにさわやかさをプラスし、「ロワイヤル(=王家風)のキール」と名づけられました。

シャンパンを混ぜるため、シャンパーニュ地方生まれと思われがちなのですが、フランス生まれではなく、オーストリアのウィーン生まれのカクテルです。
キール・ロワイヤルのカシス・リキュールをラズベリー(フランボワーズ)・リキュールに替えたものは「キール・アンペリアル」と呼ばれます。

キール (Kir) は、カクテルの一種で、白ワインに少量の黒スグリ(カシス)のリキュールを加えたものをいいます。

元々は、あまり味の良好でないワインを美味しく飲む手法の一つであり、「ヴァン・ブラン・カシス」(vin blanc cassis) とも呼ばれました。
正統派「キール」を作る場合は、ワインに「ブルゴーニュ・アリゴテ」(Bourgogne Aligoté) など アリゴテ種から造られたものを用い、「クレーム・ド・カシス」(Creme de Cassis) で味付けするとされます。

このキールというカクテルには面白い由来があるようです。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋。
参考にどうぞ^^w
******************************************
由来 

ディジョン市は、ワイン産地として知られるブルゴーニュ地方の中心地である。カトリックの司祭でもあるフェリックス・キールは、第二次世界大戦後、長らくこの街の市長であった。 「キール」の考案者が彼であり、その時期が1945年頃、地元のブルゴーニュ・ワインの売り出しが動機であったことまでは確かであるが、その経緯には複数説がある。

不味なワインを楽しんで嗜むため
「アリゴテ種」のブドウで作った地元産ワインを飲んだキール市長曰く、

「まずい! これではクレーム・ド・カシスを入れなけりゃ飲めない」
物不足による節約から
戦時中から戦後にかけての、ナチス・ドイツ占領軍による強制収用と、人手不足による農地の荒廃で、シャンパンは非常に不足し、価格が高騰した。そこでキール市長曰く、

「市の歓迎会でいつもシャンパンを出したら金がかかる。地元の産物で代用してはどうか」
どちらが正しいか(あるいは、どちらも正しくないか)は不明であるが、「アリゴテ種の白ワイン」と「クレーム・ド・カシス」は、共に地元の特産物である。

ともあれ市長は、ディジョン市公式歓迎会の食前酒として、必ずこの新しいカクテルを供すようになり、口当たりの良さから広く好評を博し、いつしかこの「ディジョン市公式カクテル」は市長にちなみ「キール」と呼ばれるようになったとされる。
******************************************

このカクテル、こちらのバーでごちそうしています。
よかったら、おしゃべりがてら、いらしてくださいね。^^

****Battivo**** http://battivo.slmame.com/
http://slurl.com/secondlife/TokyoMainLand/55/21/22

  


Posted by Onon Jewell at 19:19Comments(0)カクテル

2008年06月23日

モヒート Mojito



蒸し暑い季節がやってきましたね。
そんな暑さを忘れさせるカリブの国からの最高の贈り物、モヒートをご紹介します。

モヒート Mojito

材 料 作り方 (3人分)

ミントの葉 30枚
砂糖 小8
水 小4
ラム酒 大3
粗く砕いた氷 適量
炭酸水 グラス3杯分

①グラスにミントの葉7~8枚、砂糖小2、水小1入れ、スプーンの先で葉を軽く叩くようにして砂糖を混ぜ、香りを出す。
②ラム酒大1と氷を加え、炭酸水を注ぐ。ストローを添えて供す。



最近東京でブームを呼んでいるのが、ラム酒をベースにしたカクテル、モヒートです。モヒートは、ラムに、ライムジュース、砂糖、ソーダを加え、これにクラッシュアイスと、ペステルと呼ばれるすりこぎ棒で潰したミントの葉を入れて混ぜたもの。
外見は青汁みたいですが、飲んでみるとミントの爽やかさがきいた夏らしいカクテルです。
ペステルのない店はミントの葉をバースプーンの背で潰し(カクテルブックにはたいていこうやって作れと書いてあります)、グラスにマドラーを添えて、お客が自分で好みに応じてさらに葉を潰して飲むようにしているとかw

ミントは繁殖力が強いので、自宅のプランターで葉を育て、自分で摘んで作ったりしてもいいですね^^w
ミントにはスペアミントとペパーミントがあり、一般にはペパーミントが使われていますが、スペアミントの方がまろやかな味になるようです。
ライムの代わりにレモンを使う処方や、ソーダを加える処方もあります。
ミントはバー・スプーンの背を使ってつぶしますが、くれぐれもつぶしすぎないように。
また、クラッシュド・アイスは溶けやすいのでステアの時間は短く。
清涼感のあるホワイトラム、濃厚な味わいのダークラムどちらも美味しいです。
最近はこのモヒートにフレッシュフルーツを加えた『フルーツモヒート』もあり、ミントに合うフルーツでいろいろ作れます!
100人のキューバ人に尋ねれば、100通りの違うmojitoのレシピーあり。キューバ人ではないけれど自分だけのレシピーを作るのも一興です。


モヒートは、西印度諸島で生まれたという非常に古いカクテルです。

モヒートの前身 “ドラケ(Drarue)”
モヒートの前身とも言えるカクテルが誕生したのは、1586年と言われています。アメリカの富を支配しようとする英国女王エリザベスⅠ世の支援を受けながら、スペイン領アメリカの都市を荒らしていた海賊として知られる、フランシス・ドレイク船長の部下「リチャード・ドレイク」が発明したレシピ“ドラケ”(又は“ドラク”、“ドラック”)として知られる飲み物がモヒートの前身です。

今や世界のバーやレストランで人気のトロピカルカクテルとなってきたモヒートと、バカルディ・ラムとの関係は1860年代にさかのぼります。
キューバにおいて創始者ドン・ファクンド・バカルディが独自の製造方法により“世界初のスムースな味わいのラム“バカルディ”を誕生させたのが1862年。それ以前にキューバでアグアルディエンテ(サトウキビを原料にした蒸留酒)をベースに飲まれていたモヒートの前身とも言えるカクテル“ドラケ(Draque)”を、人々はその頃キューバ国内で急速に広まってきた上質なラム「バカルディ」を使って作り始めるようになりました。
今までとは違う、洗練された味わいのカクテル“ドラケ”を当時の人々は“モヒート”と呼ぶようになります。かくして1920年代の半ばには、キューバの国民的なドリンクとしての地位を確立することになるのです。

このモヒート、キューバのハバナ旧市街の酒場ラ・ボデギーダ・デ・メディオの名物カクテルだったのですが、ハバナに住んだ作家、ヘミングウェイ(1899~1961)が好んで飲んだために、世界中にその名が知られるようになりました。

キューバを愛してやまなかったアメリカの文豪、かのアーネスト・ヘミングウェイは、1940年、キューバの首都ハバナに居を定めました。ハバナのほぼ真ん中、カテドラル広場にほど近い酒場ラ・ボデギータ・デル・メディオによく通ったといいます。そのボデギータの看板ともいうべき酒が、このモヒートです。

「わがダイキリはフロリディータで、わがモヒートはボデギータで」と語ったヘミングウェイの言葉が、一躍モヒートというカクテルを有名にしました。
フロリディータは豪華なレストラン・バー、ボデギータはまるで倉庫を改造したような居酒屋風の店で、昼間から大勢の客であふれかえっていたそうです。

このボデギータのモヒートは、シェーカーなんか使わず、カウンターの上に緑の小枝の入った大ぶりのタンブラーを10個ほど並べ、そこへ順にラムを注ぎ、次にライム果汁を加え、といった風に、何杯ものモヒートを流れ作業のようにつくり上げ、そして、つくったはしから客のもとへ運ばれていきました。
 キューバ人のラテン気質というか、とにかくアバウト。丁寧にシェークしたモヒートはもちろん美味だけど、暑い昼下りに飲む大雑把なモヒートも、これまた格別でしょう。


『ヘミングウェイ美食の冒険』によると、一説には店主が客寄せのためにヘミングウェイの名を利用したのだとか。
この本には、少年期から著書にでてくる料理のレシピまでエピソードと共に紹介されてます。
ヘミングウェイが好んで飲んだのは厳密にいうところのモヒートではなく、
ヘミングウェイの所有するピラール号のコック兼バーテンダーであったグレゴリオ・フェンテスが考案したものは、<ハチミツ、レモンジュース、ミントをグラスに入れて潰し、氷とラムをいれる>といったもの。
ヘミングウェイは絶対に酒に砂糖を入れませんでした。


ところで、ラムの原料となるさとうきびは、カリブ海の代表的な農産物のように思われていますが、実は原産国はインド。それがシルクロード経由でヨーロッパに入り、15世紀末、コロンブスがカリブに持ち込んだために、カリブ各地で急速に繁殖。収穫に人手が必要になったため、ヨーロッパの列強は、アフリカから奴隷をカリブに運び、カリブで穫れたさとうきびの糖蜜を北米に運んでそこでラム酒を造り、そのラム酒をアフリカに運んで引き換えに奴隷を買うという、いわゆる『三角貿易』を盛んに行います。
 ラム酒は、そういう黒人の哀しい歴史を背負った酒でもあるのです。そうした歴史も踏まえた上で、お召し上がりくださいませ。

モヒートという名前はアフリカの言葉で「軽い魔法をかける」と言う意味の MOJOという言葉に由来しています。
この夏はモヒートで、軽い魔法にかけられてはいかがでしょうか^^

このカクテル、こちらのバーでごちそうしています。
よかったら、おしゃべりがてら、いらしてくださいね。^^

ZUMA
http://slurl.com/secondlife/Olivia/154/143/21

  


Posted by Onon Jewell at 11:09Comments(2)カクテル

2008年06月04日

シルバー・ブレット Silver Bullet



常連さんの KOITAROさんからアドバイスをいただき、
シルバー・ブレット Silver Bullet
というジンベースのカクテルを作ってみました。
 
Silver Bulletとは、銀の弾丸。
カクテル名の通り、銀の弾丸をアクセサリーとして、グラスに付けてみました。
男性っぽいカクテルなので、パーティクルは控えめにしてあります。

このカクテル、名探偵コナンでは「魔よけの酒」と紹介されていたとかw
(またまた、漫画ネタのようで、すみませんm(__)m)

お坊様のKOITAROさんのリクエストでなるほどと納得してしまいました^^


ジンのボタニカルとキュンメルの香草感が融合することで、カクテルとしての奥行きが生まれ、レモンの酸味がアクセントを与えています。
強くてさっぱりとしたお酒が飲みたいときに、どうぞ^^w
よく似たカクテルにジンとキュンメルを1/2づつステアしたシルバー・ストリーク(Silver Streak)があります。

 ○ドライジン        ・・・・・ 2/4
 ○キュンメル        ・・・・・ 1/4
 ○レモンジュース      ・・・・・ 1/4
全ての材料をシェークして、カクテルグラスに注ぐ。

ジンは、冷えたジンに続いて常温のジンをシェイカーへ注ぐと、良いバランスが生まれます。
 冷えたジンは液体が硬いために空気が入っていかない。常温のジンは香りを出しやすいが、冷却過程で氷を溶かして仕上がりを水っぽくしてしまう。そこで、液体を柔らかくするイメージ分、常温のジンを使用するといいそうです^^w

*****************************
ジン
ジンには大きく分けて、オランダのジン(ジェネバ)かイギリスのジン(ロンドン・ジン)が使われていますが、イギリスのロンドン・ジンの方がよく使われています。ジンはオランダのライデン大学のシルビウス博士が薬の研究をしていてつくり出したものです。現在、香辛料としても使用されているジュニパー・ベリーに利尿、解熱、の効果かあるところからアルコールに浸漬、蒸留してつくりあげた酒です。現在つくられるカクテルの材料の8割はジンですから洋酒メーカーとしてはなくてはならないお酒なのです。

キュンメル
穀物のスピリッツにキャラウェイ(姫ウイキョウ)等の香草やスパイスで香り付けをしたリキュールで、シルバーブレット以外のスタンダードカクテルに使用されることが少ない。ゆえに、バーテンダーは『レシピを知っていても材料がないので創れない』、ということもあるので、店にてオーダーの際にはご注意を。
******************************

シルバーブレットの意味、色々・・・。

銀の弾丸(silver bullet)とは、銀で作られた弾丸。
西洋の信仰において狼男、悪魔を撃退する際に用いるものとされ、装飾として用いる護身用拳銃と共に製作される。

現代においては、文字どおりの弾丸を意味するのではなく、多くは、狼男や悪魔を一発で撃退できるという意味が転じて、何かの事象に対する対処の決め手、特効薬、スポーツにおけるエース選手を封じ込める選手等を意味することが多い。

また、ソフトウェア工学の分野においては、フレデリック・ブルックスが1986年に発表した論文において、No Silver Bullet(銀の弾丸など無い)というフレーズを用いて、全ての問題に通用する万能な解決策などは存在しないと論じたことから、理想論的なソフトウェア設計について否定的な意味で用いることが多い。

******************************

魔よけのお酒って、ユニークですね^^w

このカクテル、こちらのバーでごちそうしています。
よかったら、おしゃべりがてら、いらしてくださいね。^^

ZUMA
http://slurl.com/secondlife/Olivia/154/143/21


KOITAROさんのお店、Bou'sBarはこちらです。
http://slurl.com/secondlife/otaru/78/144/25

§ Bou'sBarの営業時間 §
   毎週金曜日 24時~ Last
   毎週日曜日 9時(頃)~0時

  


Posted by Onon Jewell at 20:52Comments(2)カクテル